欠陥検出能の改善
直径20mmから520mmの鋼管に対する漏洩磁束探傷に使用されるROTOMAT DA は、長手方向欠陥、特に斜め方向欠陥の検出に新たなスタンダードを確立します。高分解能センサーアレイにより、欠陥検出能が改善されます。回転しているアレイセンサー部でダイレクトに信号のデジタル化が行われ、それによって回転体の固定部へ新たな方式のデータ転送が行われます。その為、テストチャンネル数は192まで増やすことができます。これにより、高解像度のCスキャン画像を作ることができます。
さらに、回転体の回転部と固定部間の探傷信号と励磁電力の伝送は非接触で行われます。スリップリングやカーボンブラシはもはや必要なくなり、メンテナンスコストを大幅に削減する事ができます。
利点の概要
- 内外面の長手方向及び±45度までの斜め欠陥の検査
- メンテナンスフリーの励磁電力と探傷信号伝送方式
- 完全にデジタル化されたセンサーシステム
- センサーアレイでダイレクトにデジタル化される事による高いノイズ耐性
- 高解像の鋼管画像を作成するための最大192のチャンネル