高精度で信頼性の高い導電率測定
導電率測定では、材料の物理的および工業技術的な特性を測定します。工業製品の品質管理に理想的なSIGMATESTは、材料組成の検査や金属、合金、スクラップの分別にも役立ちます。さらに、航空機整備中に起きる熱損傷の検出や、金属工業における生産工程管理などの用途でも活用できます。
SIGMATESTモジュールは、FOERSTER校正ラボラトリーの20℃の環境にてトレーサブルな導電率用標準試験片(PTB/NISTまたはNPL準拠)で校正された特殊導電率プローブと組み合わせて使用します。校正データはセンサーに保存され、TCMによって取り出されます。これにより正確な導電率測定が可能になります。
1回測定はタッチするだけで測定されます。材料表面のスキャンが必要な場合は、測定値を連続的に出力し、タイムダイアグラムで表示することができます。
利点の概要
- 周波数範囲が広いため、さまざまな肉厚の材料の導電率測定が可能
- シールド付きプローブがエッジ効果を回避
- 磨耗の低減:耐久性のあるチタン保護材を使用した特別設計のプローブは、長寿命を保証します。
- 簡単な操作:プローブの自動認識と正確な校正曲線のローディング
テクニカルデータ
周波数: | 60, 120, 240, 480 kHz |
精度: | 測定値の±0.7% (60kHz、14mmプローブ使用時) |
分解能: | 測定値の±0.1% |
範囲: | 0.5~65 MS/m(1~112% IACS) |